糖尿病とは
高脂血症と糖尿病には深い関係があり、糖尿病患者の約20~50%の方が高脂血症を発症しています。
糖尿病とは、体や脳の活動エネルギー源として使われるブドウ糖が血中に増えすぎ、尿と一緖に糖が出る病気です。
通常、ブドウ糖はインスリンというホルモンによってエネルギーへ変換されますが、インスリンのはたらきが不足してブドウ糖が使われなくなると、高血糖を招いて糖尿病を引き起こします。
40歳以上になると、5人に1人が糖尿病にかかっていると言われており、現代人の生活習慣病の1つとして数えられています。
中性脂肪とコレステロールを増やす
糖尿病によってブドウ糖がエネルギーとして使われなくなると、血中に糖分があふれ、肝臓で中性脂肪とコレステロールの原料にされてしまいます。
また、ブドウ糖がエネルギーに変換されなくなると、筋肉などの細胞が中性脂肪を分解してエネルギーとして利用しようとします。
ところが、分解されてできた遊離脂肪酸は筋肉では使い切ることができず、肝臓に戻されて、やはり中性脂肪とコレステロールの原料となってしまうのです。
こうして大量の中性脂肪とコレステロールが作られることにより、高脂血症が発症しやすくなります。
動脈硬化のリスクが高まる
高脂血症にかかっている上に糖尿病を併発すると、動脈硬化が進行しやすくなります。
糖尿病になると血管内が傷つきやすくなり、血管内に血液の固まりができやすくなる上、さらにコレステロールが高くなると、コレステロールの結晶がたまって、より血管を傷つけることになります。
傷ついた血管部分は血液が固まってふさいでくれますが、血液の流れが阻害されるようになり、動脈硬化を引き起こしやすくなります。
高脂血症と糖尿病は単独でも動脈硬化を引きおこす原因となりますが、合併するとさらに動脈硬化を悪化させ、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こします。



