高脂血症の運動療法
高脂血症の治療には、食事療法とともに、運動療法も併用することが大切です。
運動を行うことで血行が促され、中性脂肪と悪玉コレステロール(LDL)を分解するはたらきが活発になり、善玉コレステロール(HDL)を増やすことができます。
また、筋肉がつくことで基礎代謝率が上がったり、心肺機能が高まったりといった効果も期待できます。
運動療法は急激な運動を行う必要はなく、軽い運動でも、毎日定期的に行うことが重要となります。
効果的な運動療法
運動療法の基本となるのが、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳、縄跳び、エアロビクスなどの有酸素運動です。
有酸素運動とは、酸素を体内に取り入れながら行う運動で、運動ペースを自分で調整できることから、どなたでも無理なく続けることができます。
有酸素運動はいずれも高脂血症の治療に効果的ですが、中でもおすすめなのはウォーキングです。
ただ歩くだけのウォーキングは場所を選ばす、特別な道具をそろえる必要もないため、最も手軽かつ長く続けられる運動療法と言えるでしょう。
ただし、体調がすぐれない時や血圧が高い時、二日酔いの時などは中止するようにしましょう。
必要な運動量
高脂血症の運動療法は毎日行うのが基本ですが、体がきつい場合や、初心者の方は2日に1回のペースから始めてもOKです。
必要な運動量の目安としては、毎日運動を行う場合は1日約300~400kcal。2日に1回行う場合は1日約660~1000kcalの消費が目安となります。
また、脂質がエネルギーとして燃焼するには最低15分以上の運動が必要なので、運動時間は20~30分程度行うと効果的です。
運動療法は即効性はありませんが、毎日根気よく続ければ、早くて3ヶ月ほどから効果を実感することができます。



